
お茶の葉や葉芽に含まれている水溶性成分で、苦味があります。お茶の苦味の成分は一般に”タンニン”と呼ばれてきま したが、タンニンを形成する成分の一部がカテキン
なのです。
カテキンは緑茶中に10〜15%含まれていますが、カテキンというのは総称であって、緑茶の中には”エピガロカテキンガレート(EGCG)””エピガロカテキン(EGC)”
”エピカテキンガレート(ECG)”
”エピカテキン(EC)” ”ガロカテキン(GC)”の5
種類のカテキンが含まれています。その 中でも”エピガロカテキンガレート(EGCG)”が特に生理的効果が優れていると言
われています。 EGCGは紅茶やウーロン茶にも含まれていますが、緑茶に最も多く含まれています
。
カテキンはその化学構造にフェノール性水酸基(OH)を複数個持つためポリフェノールと呼ばれています。ポリフェノールは活性酸素を消去して無毒化する作用が強く、カテキン以外にタンニン(お茶・赤ワイン・柿などに含まれる)、アントシアニン(ぶどうやりんごなどの赤紫系のフルーツに含まれる)、ケルセチン(たまねぎ、ほうれんそうなど個性 の強い野菜に含まれる)、イソフラボン
(大豆などに含まれる)、ルチン(そば に含まれる)、クロロゲン酸(コーヒー
などに含まれる)、カカオマスポリフェノール
(ココアやチョコレートに含まれる)、
ウーロン茶ポリフェノール(ウーロン茶に含まれる)などが知られて います。
活性酸素という言葉も最近よく耳にしますが、活性酸素は反応性が高く、無差別に相手を酸化する能力のある状態の酸素で、体内での物質代謝の際や細菌が体に入ってきた時に活性酸素が作られます。活性酸素は殺菌力が強く白血球はこれを作って体に入ってきた細菌を殺すのですが、過剰に発生すると細胞構成成分である脂質や蛋白質、DNAなどを無差別に攻撃して体に異常を起こさせます。
カテキンという用語が使われ始めたのは1990年頃からで、お茶が健康に良いことは古くから言われていますし、みなさんもいろいろ聞かれていることでしょうが、お茶の効用の多くがカテキンに よることがここ10年くらいの研究で明らかにされてきています。まだ、まだ、解明されていなことがたくさんありますが、かなりのパワーを秘めているのは間違いないでしょう。今後の研究に注目したいものです。
お寿司やさんで、たっぷりのお茶が出てくるのも、お茶でうがいをすると風邪をひきにくというのも、昔から人々がお茶(カテキン)のパワーを知っているからです。また、お茶には体に蓄えられた脂肪をエネルギーとして使いやすい形に変えてくれ、その状態で運動すると脂肪が消費され、ダイエット効果があることをご存知の方も多いと思います。 |